今日は本当に偶々に、日曜の午後がフリーになったので、星野道夫さんの写真展を家族四人で観に出かけました。今日が写真展の最終日だったので、とてもいいタイミングだったと思います。
ある被写体の一瞬をファインダーで切り取るという行為には、どうしても撮影者の視線や意図が写り込むものだと思うのですが、星野道夫さんの写真にはそれが感じられなかった。撮影者と被写体の境界を越えて、それを観る私たちとの境界をも越えて、出遇いの上に立ち現れたような、そんな不思議な写真と空間だったのです。
「いつかおまえに会いたかった」
アザラシの子供の黒い瞳の輝く写真に添えられた星野道夫さんの言葉に、
偶然のような必然のような自然の出遇いの不思議を感じました。
今度来年暖かくなったら、どこか大きな自然のところに、
子供たちを連れて行ってみたいと思います。