今年の春に琳空館の改築と入仏法要が完了して、さあこの場所を新しいお寺の活動拠点にしていこう!
という段になって、公共的な場所には何らかのルールが必要だということに気付いた私。
しかしいくら住職がお寺の代表者であるといっても、ひとりの人間の独断と偏見でルール作りしてみたって、みんなが納得するものにはならないだろう。さて...
考えた結果、自分が心より尊敬する仏教者、聖徳太子のルール作りに習い、日本という国が最初に形作られる基盤となった「十七条憲法」の自由訳化を試みることにしました。
太子様が民主主義(と、一応いわれている)現代の日本国で十七条憲法を改めて制定されるとしたら、どんなルールになるのだろう?
一条、一条、太子様の心を読み取るようにして、私なりに書き進めてみたのが「琳空館17条」です。
何か罰則のあるような規則ではなく、みんなで心掛けていきましょう、という「心得」のようなものなのですが、琳空館の管理人である私自身が率先して心掛けなければいけないということは、私自身が忘れてはいけないことであり、まさに太子様からのお諭しであると、肝に銘じていく所存でございます。
『琳空館17条』